”輪の中でくつろぐ椅子”とは?

イス

「輪」を使った家具が静かなブーム

ここ近年の家具選びの静かなブームになっているのが「輪」です。
「輪」は一見スペースを多くとり実用性に乏しい形状のようですが、角張りがちな家具インテリアにおいて一つ置いておくだけで室内の雰囲気を柔らかくすることができます。

そんな「輪」を使った家具として新しく登場してきたのがロッキングチェアの「wooden circle swing」です。
「wooden circle swing」はポーランドのデザイナーであるIwona Kosicka氏によって考案されたもので、ハンモックとベンチを組み合わせたような不思議な形状をしています。

具体的な形状や大きさは公式サイトを見てもらいたいですが、「wooden circle swing」は天井からロープを使ってぶら下げて使うようになっており使用をするときには輪の中に体を入れて座ったり寝転んだりします。

室内に大きな輪がぶら下がっている様子はかなりインパクトがありますが、使ってみると非常にバランスがとりやすく普通の家具よりもむしろ場所をとらないというメリットがあります。

製品は現在白・黒・ナチュラルの三種類があるので、室内の雰囲気に合わせて選ぶことができます。
荷重は120キロまでということなので成人でもほとんどの人が安心して使用できることでしょう。

なお使用している木材はオーク材で防水加工はされていないため屋外での使用は推奨されていません。

丸型家具を上手に取り入れる方法

「wooden circle swing」はかなり特殊な家具なので、日本の住宅で導入するにはかなり条件が限られてしまいます。
そこで日本の住宅にも自然に取り入れることができる家具を選ぶことが大切になります。

日本の家具類の中で最も多く使用されているのがサークルテーブルです。
サークルテーブルは古くは「ちゃぶ台」として使用をされてきいいた歴史もあり、木造住宅にもピッタリなじむことができます。

丸型テーブルのよいところは、腰掛ける人の数を柔軟に対応できるということです。
四角いテーブルの場合には座れる人の数が限定されますが、サークルテーブルなら椅子の数で柔軟に2人から増やしていくことが可能です。

特に家族が奇数の家庭では円満な食卓にしていくことができます。
木造の丸型テーブルは日本の有名木材メーカーだけでなく、北欧家具にも数多く存在しているので好みのデザインから選ぶことができます。

ダイニングテーブルの他にもベッドサイドテーブルやティーテーブルなど多くのタイプのものがあるので、部屋のワンコーナーに一つ置いておくことで雰囲気を丸くすることができます。

テーブルの他にもスツールとしても円柱型のものはたくさんあるので、ぜひ丸い家具を上手に取り入れてください。